ゲルマンの信仰する神々の業績は北欧神話に描かれます。中でも古くから占いと戦いをつかさどる神・オーディンはその最高位に位置する神です。
また、彼は地上のあらゆる者より優れた知恵を手に入れるため、自分の片眼を差し出し、守護樹ユッグドラシルに9夜自分自身を吊るした上で、自分のわき腹を槍で突き刺したとされています。
こうした能力にあやかろうと、戦いと知恵に優れたオーディンは多くのゲルマン人に深く信仰されました。
オーディンから派生した名前の中には「ロベルト(Robert)」があります。 一見するとつながっていないように見えますが、ロベルトを古高地ドイツ語で書くと「Hruodperht」。 「Hruod-」は知恵者としてのオーディンを表しているので「ロベルト」という名前には聡明に育ってほしいという願いが込められています。