ヨーロッパで最も早く広まったとされるクリスティアン・ネームは「ニコラス」とされていて、この名前の語源はギリシャ語「nike(勝利)」と「laos(人々、兵隊)」を合わせたものです。このうち勝利を意味しているnikeは、勝利の女神「ニケ(Nike)」として翼のある女性の姿をイメージして神格化されました。
彼女は暴力的で血を好む戦神アレスとは対照的に、知的で冷静な判断によりオリュンポスの神々を巨人族との戦いにおいて勝利に導いたとされています。
『Nike』のスペルを見て思い出すものがありませんか。スポーツ関連商品メーカーの最大手「ナイキ」は「ニケ」から名前をもらって付けたとされています。
神々から現代のアスリートまで、勝利をもたらす彼女の仕事はまだまだ続きそうです。