アイルランドのケルト人に伝わる話によると、地下には常若の国がありそこには母神ダヌーとその一族ダーナ神族が霊的宇宙を支配しているとあります。この母神ダヌーはガリアのケルト人の間では火の女神、詩歌の女神、豊穣の女神などの信仰を集めていた女神と混同されてブリギット(Brigit)と呼ばれていました。
ブリギットはその後、ラテン語形、フランス語形を経て、一般的な英語名ブリジット(Bridge)へと変化しました。
ブリギットはキリスト教化したアイルランドでは守護聖人として、美しき聖女ブリギットと呼ばれ崇拝されていました。聖ブリギットはダブリンの南西40kmにある町キルデアに修道院を建てたことでも知られています。