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トールは豊穣と戦いをつかさどる雷神で、スウェーデンのストックホルム北部にあるヴァイキング時代の都ウプサラの神殿ではオーディンを右に、フレイを左にした状態で神像が祀られています。人々が疫病や飢饉に悩まされているときは、ここのトール像に呼びかけ祈りをささげます。

トールの威厳は単語の中にも生きていて、古高地ドイツ語で「高名な戦士」を意味するHluodowigの「Hluodo-」は敵を威圧して恐怖に陥れる雷神トールの「轟く雷鳴」だとされています。

名前通りに

「Hluodowig」は後にフランス語名では「Clovis(クロヴィス)」へと変化しました。この名前を持つメロヴィング王朝のクロヴィスは、小王国に分裂していたフランク族を統一し大フランク王国を建設してパリの発展の礎を築きました。まさしく「高名な戦士」であったということです。

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